この度、2023年5月に北九州市八幡西区岸の浦(JCHO九州病院横)に泌尿器科専門クリニックを開設することになりました。
これまで、JCHO九州病院泌尿器科で15年間勤務し、ロボット手術などの先進的な手術、尿路結石や泌尿器がんに対する経尿道的内視鏡治療、進行がんに対する拡大手術や薬物治療などに積極的に取り組んでまいりました。
しかし、近年医療を取り巻く環境は変化し、医師の働き方改革も考慮され、いつでもすぐに大きな急性期病院で治療を受けることが難しくなってきました。今後は、JCHO九州病院のような急性期、高度機能病院でも、今まで以上にクリニックなどとより協力して、役割分担しながら、効率的な医療を行っていく必要性が出てきました。
私は、排尿のことで困ったり(尿の回数が多い、尿が漏れる、尿の勢いが悪いなど)、健診異常(PSA高値や血尿など)を指摘されても、気軽に相談できる環境を作りたいと思い、九州病院横にクリニックを開設する決心をいたしました。
今まで多数の症例を経験してきたロボット支援手術(術者で約700例、1000例以上のロボット手術に関わってきました)や前立腺レーザー手術などは、JCHO九州病院の開放病床を利用し、継続して手術を行わせていただく予定です。
遠慮なく、職員誰にでも気軽に相談できるようなクリニックにしたいと思っておりますので、当院のスタッフは、皆泌尿器科経験のある方に来ていただきました。排尿検査士の資格を持ち、泌尿器がん看護の経験の深い看護師を迎え、受付スタッフも皆泌尿器科での勤務経験のある方に来ていただきました。落ち着いた環境で安心して診察を受けていただけるように、できるだけ配慮しておりますので、気になることがありましたら、気軽に当院を受診していただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
はらの泌尿器ケアクリニック 院長
原野 正彦(はらの まさひこ)