小児泌尿器科|北九州市八幡西区黒崎の泌尿器科【はらの泌尿器ケアクリニック】

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小児泌尿器科

小児泌尿器科|北九州市八幡西区黒崎の泌尿器科【はらの泌尿器ケアクリニック】

小児泌尿器科とは

小児泌尿器科

小児泌尿器疾患は、男女にかかわらず発症するもの、男の子にだけ発症するものがあります。泌尿器の炎症や腎臓障害につながるものなどがありますが、子どもはうまく症状を伝えられないため、トイレを嫌がるといった様子があったら早めにいらしてください。
また、トイレに関するお悩みがあると、気後れして集団にうまくなじめなくなる可能性もあります。心配なことがありましたら気軽にご相談ください。
こうした子どもの泌尿器疾患について、男女にかかわらず発症するもの、男の子だけが発症するものに分けてご紹介しています。

小児泌尿器疾患について

男の子・女の子

膀胱尿管逆流症

血液が腎臓でろ過されて尿がつくられ、腎盂から尿管を通って膀胱にたまり、尿道を通って排出されます。こうした尿の通り道が尿路です。膀胱にたまった尿が逆流して尿管や腎臓に送り出されてしまうのが膀胱尿管逆流症です。感染の可能性が高くなるため、繰り返し尿路感染症を起こして腎盂炎や水腎症、腎機能低下による腎不全を発症するリスクが高くなってしまいます。尿路感染症になると、高熱、背中・わき腹の痛みを起こします。
また、下痢や嘔吐を起こすことや、頻尿・排尿痛を起こすこともあります。

神経因性膀胱

主な症状は、尿漏れや排尿困難などです。膀胱には尿をためて漏らさない機能と排尿時には勢いよく排出する機能がありますが、こうした機能に問題が起こって発症します。腎機能にダメージが及ばないよう、早期の受診が不可欠です。

尿失禁・オムツがとれない

昼間のお漏らし、尿意が起こるとトイレまで我慢できない、尿漏れといった排尿障害を起こします。尿路感染症リスクが高いため、腎機能を守るためにも早めの治療が重要です。二分脊椎や尿道の形態が狭い後部尿道弁によって排尿コントロールがうまくできないケースなども考えられるため、膀胱や尿道の神経・形態・機能に問題がないかを調べることも重要です。
ただし夜間のおねしょで他に排尿障害の症状がない場合、6歳までの治療は必要ないとされています。ご心配でしたら、ご相談ください。

夜尿症(おねしょ)

一般的に、おねしょがあっても成長とともに頻度が減少し、ほとんどの場合は5~6歳でかなり少なくなります。夜尿症は、6歳を過ぎておねしょがある場合を指します。原因としては、夜間尿量が多い夜間多尿タイプ、尿をためる膀胱の機能が未発達な排尿未熟タイプがあって、さらにこの2タイプの混合タイプという3タイプに分けられます。

夜間多尿タイプ

夜間尿量が多く、おねしょの量が多い傾向があります。抗利尿ホルモンの分泌不足や水分摂取量が多い、塩分の過剰摂取、ストレスなどによって起こっています。

排尿未熟タイプ

おしっこをためる能力やおしっこを我慢する能力が未発達で生じます。こうしたことから、昼間のお漏らしや頻尿をともなうケースも多くなっています。

混合タイプ

夜間多尿タイプと排尿未熟タイプの両方の原因があります。

男の子のみ

子どもの包茎

包皮を下げて亀頭を露出できない状態で、亀頭がまったく見えない場合と、少しだけ見える場合があります。包皮輪が狭い場合や、亀頭と包皮が癒着していることもあります。男の赤ちゃんはみんな包茎であり、成長によって解消しますが、成人してからも包茎のままのことがあります。包皮が剥ける時期には個人差が大きいのですが、問題や支障がある場合には心身への負担を軽くするために治療をおすすめしています。
また、炎症を繰り返すなどの場合には早期の治療が必要なケースもあります。

亀頭包皮炎

亀頭や包皮に細菌が感染して発症します。主な原因菌はブドウ球菌です。包茎があると発症リスクが高くなり、炎症を繰り返すこともあります。

尿道下裂

尿道の出口がペニスの先端になく、他の部分にあります。先天的な形態異常であり、亀頭周辺、ペニスの付け根、陰嚢などに尿道の出口がある場合もあります。おしっこが出る位置がおかしい、おしっこがまっすぐに出ないなどに気付いたら受診してください。

移動性精巣(遊走睾丸)

陰嚢の左右には精巣が1つずつあります。陰嚢に触れても精巣の存在がわかる時と、わからない時があるのが移動性精巣です。緊張や刺激で精巣は上に上がってしまうため、リラックスした状態で左右同じ大きさの精巣が触れたら問題はありません。確かめるタイミングは、睡眠中や入浴中などが適しています。リラックスしている状態でも陰嚢底部まで精巣が下りてこない場合は、停留精巣が疑われます。停留精巣は治療が必要ですから、心配があれば受診してください。

停留精巣

胎児の精巣は最初、腹腔内にあります。成長に従って徐々に下降し、誕生時には陰嚢に収まっています。この下降が途中で停止してしまった状態が停留精巣です。将来の造精力に影響して男性不妊につながる可能性がありますし、成人まで放置するとがんを発症するリスクが高くなります。

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